１００％雇用保険活用術>失業時の保険だけではない雇用保険の活用術

雇用保険は、労働者の生活や雇用の安定と就職の促進のために
失業者や教育訓練を受ける人に対して
失業等給付を支給する国が行っている制度です。

この給付を支払うために、国は、事業主や労働者から保険料を徴収しています。
この集められた保険料から、失業給付だけでなく、失業の予防
雇用状態の是正、雇用機会の増大、労働者の能力の開発と向上
福祉の増進を図るための事業が行われています。
雇用保険のしくみで一番馴染みのあるのは昔は失業保険と
言っていたものですが、失業時の給付は本人の意思で
失業した場合と会社が倒産して失業した場合で給付額が変わってきます。
また、会社に勤めていた年数によっても給付額は変わってきます。
当然長く会社に勤めていれば、保険料も多く払っているわけですから
給付額も増えていきます。

雇用保険は、失業時の給付だけでなく
会社に勤めているときに利用できるものもあります。
例えば、教育訓練給付ですが、これは失業した人だけでなく働いている人も
厚生労働大臣が指定している教育訓練(通信教育や資格関連の講座など)を
受講し終了した場合にそれに掛かった費用の
一部が雇用保険から支払われる制度です。